本格始動!?日本ゴルフサミット会議が啓蒙ポスター
 

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週刊ゴルフダイジェスト 2020/12/22号
2021/02/23更新

本格始動!?
日本ゴルフサミット会議が啓蒙ポスター

 日本ゴルフサミット会議が、矢継ぎ早に活動を発表した。

 同会議はJGAなど、ゴルフ関連15団体からなるが、昨年まで目立った活動がなく、周囲から「主な活動は年に1回の新年会でゴルフ利用税廃止を発言するぐらい」と揶揄されていた。

 しかし、今年に入ってコロナ禍に見舞われると、早々とゴルフやゴルフ場での「新型コロナ感染対策」を発表し、3密になりにくいゴルフの魅力も発信。身体的不調や精神的ストレスを予防するツールであること、老若男女が同一のフィールドで楽しめるというゴルフ本来の魅力もアピールしてきた。

 そして同対策の第2弾として石川遼と渋野日向子の“啓発"ポスターを作成。2人は「コロナ禍においてもゴルフを続けられる環境を維持し、新たなスタイルでゴルフを楽しんでもらいたい」とのメッセージを寄せている。同時に、気の緩みによる感染拡大を極力抑えるための対策をイラストで表現したポスターも作成。同会議では「新しい生活様式を基本としたゴルファーの協力と行動が必要不可欠」として、ゴルフ場、練習場、ゴルフショップ、トーナメント会場など、ゴルファーとの接点となる拠点にこれらのポスターを配布予定だ。

 もう1つの取り組みはゴルフ界でのSDGs(持続可能な開発目標)。スローガンは「ゴルフ界も廃プラ削減を!」だ。昨年6月、大阪サミットで可決された海洋プラスチックゴミをゼロにするという「ブルー・オーシャン・ビジョン」を受け、同会議でもゴルフ界でできることを検討。世界的には昨年の全英オープンでペットボトルの使用が禁止になるなどの流れに沿う。

 同会議の事務局、日本ゴルフ場経営者協会、専務理事の大石順一氏は「ゴルフ界も社会的にどうコミットしていくか。たとえば風呂場でのビニール袋の配布とりやめなどの提案をして、一部のゴルフ場では実現しています。また、恵方巻きなどで問題になった食品ロスも考えていかなければならないと思います。ゴルフ界も持続可能な社会を目指す取り組みをしていかなければということです」と話す。

  
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